ペットの犬や猫、その他動物とタクシーに乗る時に知っておきたい事

タクシー

今回のブログはタクシーに犬や猫、その他動物を乗せる時にどうしたら良いかという事を書いていきたいと思います。『何でタクシーの事なんてお前がわかるんだ!?』という声も聞こえてきそうですし、思われるのも無理はないと存じますが、残念ながら私はタクシー運転手です。

運転手が書くのだから間違いありません。

タクシーに動物を乗せる時にはちゃんとルールという物が存在しています

そのルールが守られていない場合は動物の乗車を拒否する事も私達タクシー運転手には権利として与えられています。ルールの範囲を超えてしまう場合は運転手の承諾が必要となってしまうので、運転手さんが『いいですよ~!』と言ってくれなくて乗れなかったとどこかにクレームを入れた所でどうにもならないという事を前提として知っておいてください。

タクシーに動物を乗せる方法

基本的にタクシーに動物を乗せるという事は中々無い事かもしてませんが、いざ病院等に連れて行かなければいけない時などは乗せて行ってもらいたいですよね。

しかし、道路運送法(13条)および旅客自動車運送事業等運輸規則(52条)により、『身体障害者補助犬およびこれと同等の能力を有すると認められる犬並びに愛玩用の小動物以外の動物を伴う場合は、乗車を拒否することができる』という事になっています。ですので、基本的に間違いなく乗る事ができるのは俗に介助犬と言われている犬と愛玩用の小動物のみという事になってしまいます。

上記の事から大型犬は乗車する事が出来ないという事がわかって頂けるかと思います。ついでに言うと、フクロウや鷹等の大型の鳥類も愛玩用の小動物ではないので乗車する事は出来ないと私は判断しています。

愛玩用の小動物って何?

愛玩用の小動物とは簡単に言うと小さなペットですよね。

小型犬や猫は勿論の事ながら、爬虫類や虫、鳥等も問題ありません。

しかしこれらに関しても何でも良いという訳ではなく、犬や猫はゲージに入れておいてもらうのが一般的で、地べたを歩いてきた犬を普通にシートの上に乗せる人もいますが、靴でシートの上に立っているのと何の違いもありませんので、そんな事をしてしまうと運転手が嫌がって乗車を拒否されてしまうという事も考えられます。当然爬虫類や虫、鳥等もカゴなり何なりに入れておく必要があるのは言うまでもありませんよね。

昨年の夏に車内でセミを放たれて私の左側頭部でセミが鳴くという残念な結果になってしまいましたが、流石に乗車を拒否する事はありませんでした。

大型犬をどうしても乗せたいおばちゃんの本気

どうしても病院にペットの大型犬を連れて行きたかったおばちゃんがいました。

私は基本的に大型犬の依頼があっても断らないのですが、配車室のオペレーターが『犬はゲージに入れてご乗車してください。』と言っていたそうです。
私が到着すると、中型犬用のゲージが地面に置かれていて、隣には飼い主のおばちゃんが立っていました。
ドアを開けるとおばちゃんが乗り込んできて『重たいから入れてくれませんか?』と言ってきたので、私はゲージを乗せる為に車をおりました。

地面に置かれた中型犬用のゲージ。

中にはパンパンになりながらこちらを見ているゴールデンレトリバー

逆によく入れたなと思ったし、この子もよく入る気になったなと思いながらゲージから出してあげました。

 

大型犬が乗車出来ない本当の理由


そもそも何故愛玩用の小動物はOKとされているのに、愛玩用の大型動物は乗車させる事ができないのでしょうか。

答えは割と単純で、『こわがる運転手もいるから』という感じです。

まぁそりゃ好きな人もいれば嫌いな人もいて当然なので仕方がないのかもしれませんが、大型犬の場合は飛び掛かったりして運転の妨げになる可能性があるという事と、声がまぁまぁ大きいので狭いタクシーの車内で急に吠えたら運転手を驚かせて事故の原因になりかねないからという事が挙げられています。
私もかつて大型犬を乗せて走った事があるのですが、運転席と助手席の間からずっと顔を出されていて、肩のあたりがよだれまみれになったという事もあります。
とは書いてみましたが、運転手が一番嫌がるのはそんな所ではありません。
毛がマットやシートに大量に抜け落ちてくっついているので、その掃除をするのが嫌なだけです。

小さい犬や猫なら『抱っこしておいてくれるならそのままでもいいですよ~』という感じの運転手の方が多いと思いますが、大型犬となると抱っこするわけにもいきませんよね。
ですので、毛布やタオル等なんでもいいので車内を汚さない様にしてくれればゲージに入れておく必要は基本的にありません。
それでも犬が怖いと思っている運転手はやっぱりゲージになってしまうのですけどね。

大型犬を飼っている人でタクシーを利用する人必見!

何度も書いてしまって申し訳ないのですが、基本的に大型の動物は拒否される傾向がどうしてもあります。
ですので、タクシー会社に電話をかけて大型の動物の乗車を受け入れてくれる運転手のタクシーの配車依頼をしましょう。
私の勤めている会社でも何人かはその様な運転手がいるので、少々お待たせする事になってしまってもタクシーを用意します。

ここからがポイント!

来てくれた運転手の携帯電話の番号を聞いてしまいましょう
以降乗りたい時はあらかじめ何日の何時何分に何処まで行きたいという旨の話しを直接運転手に電話して予約を取ってしまいます。
仮に連絡先を知っている運転手が休みの日でも、大型動物OKの運転手を探して配車してくれます。
これでもうタクシー会社に電話して、対応可能な運転手が来るまで長時間待つ必要はなくなります。

私達運転手は自分のお得意様を何人か持っていて、自分が行けない時に自分が信頼できる運転手に代走してもらうという風習があります。
ですので、運転手を1人確保しておけばどんな時でも安心してタクシーを利用出来るという事になります。

ついでに言うとお会計の際に飴ちゃんを2つ3つ渡しておけば運転手は喜んで来てくれるでしょう。
飴ちゃんって何だ?と思った人もいるかと思いますが、貴方が想像している飴ちゃんで恐らく間違いないと思います。

ペットタクシーという選択肢

今の時代ペット産業が充実してきているので、ペットタクシーという業態も存在しています。
『何それ?やだ!素敵!』という方の為に少しだけペットタクシーとは何ぞやという事を書いてみようと思います。

ペットタクシーはペット専用のタクシーです

とても分かりやすく簡潔にかけたので私自身とても満足していますが、これでは伝わらない可能性が見え隠れしているので、もう少し書かせて頂きます。
同じ事を書きますが、ペットタクシーというだけあって、ペット専用のタクシーになります。
という事なので、基本的に飼い主と言えども人間は乗る事ができないのです
介添え人がどうしても必要という場合のみ人間も乗る事ができるそうなのですが、それは基本的に飼い主ではなく獣医さんという場合が多いそうです。

今はそれほど認知度も高くないので、病院までは飼い主と一緒にタクシーで行って、病状等で転院しなければいけない時にペットタクシーが呼ばれてお医者さんと乗っていくのを後ろからタクシーで追いかけるという感じだそうです。
今後もしかしたら伸びる業種かもしれませんので、気になる人は要チェックです。

なお、この章のタイトルである『ペットタクシーという選択肢』は私が次に手を出す業種として選択肢に入っているという意味も込められているという何の意味もないお知らせをしておきます。

ペットとタクシー

ダラダラと書いてきましたので、『結局こいつは何が言いたいんだ?』と貴方は思っているかもしれないので、最後にまとめておきます。
基本としてタクシーに乗る事の出来る動物は、身体障害者補助犬およびこれと同等の能力を有すると認められる犬並びに愛玩用の小動物のみです。
これらに該当しない動物は運転手の許可を得てからでないと乗車する事は出来ません
これは法律で定められてしまっているので仕方がない事ですが、運転手も人間なのでそれなりの対応をすればそれなりの対応をしてくれるはずです。

私達運転手が大型犬を乗せる場合の大抵は病院までというのが多い傾向にあります。
そんな時に運転手にまでいちいち気を使わなければいけないなんて面倒な世の中ですよね。
そういった煩わしさのない新しいサービスも私達運転手には求められているのかもしれませんし、会社側もこの様なニーズに応える努力もしなければいけないのかもしれません。

利用される飼い主様方が気軽にタクシーを使えるようになればと思っています。